二丸屋のこだわり

会津は民話の故郷です。二丸屋の温かい囲炉裏端でおふくろの昔ばなしに耳をかたむけながらほおばる深山の幸、故郷の情景に想いをはせるもまた貴重な一刻と申せましょう。

そば粉は、地元西会津産の引きがけの一番粉を使用した九割蕎麦。
水はすべて敷地内に湧く天然水を使用し、毎朝心を込めて打つ手打ちのツルンとのど越しのいい、コシのあるそばを長年培った自家製そばつゆでご堪能ください。

会津の食の歴史を感じて・・・


四方を山で囲まれた会津地方では、新鮮な魚介類の流通が困難であったため、乾物をうまく利用したり、保存性を高めたりするなどの様々な工夫がなされ、独自の食文化が生まれました。
先人たちの叡智が詰まった郷土料理の数々は、真面目で辛抱強く、温かい会津人の気質そのものです。
その味と心は、現代までしっかりと受け継がれております。

弊社は、この会津の地で、手打ち蕎麦と郷土料理の店を営み、
会津の食文化を受け継ぐ郷土料理の数々を製造・販売しております。

作り続けて50年

鰊の山椒漬は、郷土料理百選にも選出される、会津を代表する郷土料理。
海のない会津地方では、北海道で乾物に加工され、日本海側を通って流通してきた「身欠きにしん」が貴重なタンパク源でした。
生魚が流通していなかった時代、日持ちする身欠きにしんを先人たちの知恵により、会津の山でふんだんにとれ殺菌効果もあるとされる「山椒の葉」や酢などで調理され、保存食として食べられてきました。
現在も会津の多くの家庭で、山椒が芽吹く春から夏にかけて漬け込まれ、味と風味が愛され続けております。

にしん山椒漬を製造・販売したのは弊社が一番の老舗となりました。
材料へのこだわり、手間をかけた製法で、多くのお客様に愛され続けております。

二丸屋のおもてなし

当店では、気品あふれる蘭茶でお客様のこころに春をお届けしております。
会津産の天然春蘭を自社加工にて、花塩漬けにし、茶碗に一輪浮かべてお湯を注ぐと、美しく花開きます。
美しく、香り高い蘭茶をお楽しみください。